吉祥絵柄解説

華麗なふさ状の花が稲穂に似ていることから豊作を願う花として珍重された花。子孫繁栄を祈る花でもあります。平安時代「藤原氏」全盛の時に文様として完成された有職文様のひとつとなりました。

お金、お守り、香料を入れる、富を生む袋。巾着とも言われ、お宮参りの際に男の子の晴れ着に使われる文様。福袋・福労とも呼ばれ積み重ねた苦労も福に転じるをと言われます。

厳寒の中で、他の花に先駆けて咲く香り高い梅の花は逆境に耐える人生の理想とされてきました。中国では君子の象徴、歳寒三友「松竹梅」のひとつとして品位ある花としても祝儀には欠かせないものとされています。極寒...

平安時代より観賞用として愛されてきた日本の象徴。桜模様の着物は季節を問わず着用されています。桜のもつ意味は豊かさ、繁栄、五穀豊穣。寒い冬を超え春に咲き誇る桜は幸先の良い「物事のはじまり」を意味します。

このサイトのトップページを飾る絵柄「束ね熨斗」は吉祥紋様の一つで幸福・繁栄など、この上なく縁起が良い、おめでたい意味があります。江戸時代以降贈り物や引き出物に添える、のしあわびの略称で、ご祝儀袋の右上...